落合監督、お疲れさまでした

ソフトバンク対中日の日本シリーズが終了しました。


結果は7戦までもつれこんでの、ソフトバンクの優勝。


そして、中日の落合監督は8年間の監督任務がこれで終了となりました。


え? yonboって野球見てたの? という指摘が飛んできそうですが、ええ、ご指摘の通り野球わからんです。


でもね、落合さんは違うんですよ、落合さんは。


自分と落合の出会いは、当時小坊の間で流行していたファミスタでした。さして野球に興味もなく、野球ゲームに面白みも見出せなかったyonbo少年は、友達との集まりでプレイするファミスタ大会にて、格好のカモでした。


いつもいつも勝てなかったyonbo少年は、なんとか勝てないものかとぐるぐるチームを眺めていたのです。すると、、、あれ、なんだこの妙に数字が大きい人は、、HR38本? 打率3割3分? 何これ、この人なら勝てるかな・・・


yonbo少年はそこで落合という選手と出会ったのでした。
あい変わらず自分のファミスタは弱っちいままでしたが、打順が一巡して出てくる落合だけは一発逆転の希望を持たせてくれたのです。まぁ、プレイヤーがヘボなのが災いして、ゲーム中では満足に活躍させてあげれなかったけれども。。


さて、リアル子供社会ではよく草野球も催されるわけで、みんなどこのファン?って話になります。やっぱり野球にあんまり興味ないyonbo少年は、内心「え〜どこでもいいんだけどな〜」とか思ってました。でも、あの人がいるし、色も自分の好きな青色だし、、、


「中日!」


yonbo少年は、半ば消極的に中日ドラゴンズのファン、という事になりました。


しかし、不思議なもので野球で落合の打席の真似をしたり、ゲームで中日を使い続けているうちに、本当に中日、そして落合のファンになっていくのでした。あんまり野球に興味ないyonbo少年ですが、人生で唯一自分で用意した野球バットも落合の銘入りのバットだったのです。



少年時代からもう10数年以上経ちましたが、選手としての落合さんも一流だったけれども、監督としても落合さんが一流だという事はもう言わずもがなだと思います。


でも、大人になったyonbo的には成績そのものよりかは、落合さんの「生き様」により強く惹かれるようになったと思います。


それは、「選手への信頼」と「引き際の潔さ」です。


落合さんって試合中、全然表情変えません。淡々と、しかし的確に采配していきます。ほんと、怖いです。体育会系ではないyonboとしては、絶対に落合さんの下ではもたないでしょう、一日で逃げ出します。


しかし、この人は絶対に人に責任を投げ出しません。その裏には、安西監督ではないですが「勝たせてあげたい・・・」という自分が率いる選手達への深い愛があると思うのです。
http://www.youtube.com/watch?v=y4XoOTJgP2A


そして、今回の解任、これだけの成績を収めながら解任というのは本人も全く納得いかないでしょうが、やはり落合さんは多くを語りません。
長嶋さんに三顧の礼で迎えられたのに、清原の加入で巨人を追われた時も、色々な思いを胸に秘めたまま潔く去りました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%8E%9F%E5%92%8C%E5%8D%9A


オリンパス事件やらナベツネやらが話題になってますが、潔さが足らず晩節を汚す将のなんと多い事かと思います。今一度、責任を預かるという事、人の人生を預かるという事、将来への希望をつなぐ事、等、将としての責任を考え直すべきじゃないかと思います。みんな、若い頃もあったんでしょ。


こんなコピペを見つけたので最後に。


落合
「勝てたのは選手のおかげ、負けたのはオレのせい」

野村
「勝てたのはワシのおかげ、負けたのはワシのせい」

星野
「勝てたのはワシのおかげ、負けたのは選手のせい」

尾花
「勝てない」


かくありたいものです。。
落合監督、お疲れ様でした。